特徴 vol.2 珪藻土  見た目だけじゃない、珪藻土の底力

 
   珪藻土は、『珪藻という植物性プランクトン(藻)の死骸が長年にわたり化石化して出来た、粘土状の
   泥土です。
古くからレンガの原料や酒、ビールのろ過材、吸着、脱臭剤などとして幅広く利用されています。

   ここでは見た目の美しさ以外の珪藻土のメリットを
いくつか挙げてみました。




@ 調湿 ・ 結露防止
  
珪藻土には、規則正しく配列した無数の孔があり、この孔が湿度が高い時は水分
を吸い、乾燥しているときには水分を吐きだします。
呼吸をするように湿度の変化に反応して、快適な湿度を保つというわけです。
A ホコリ防止
    
ビニールクロスは静電気でホコリを引き寄せますが、珪藻土は静電気を帯びないため、ホコリを引き寄せることがありません。
ホコリが付いたとしても、はたきを掛けるだけでお掃除は完了です。


B 光触媒
   

珪藻土に含まれる「 酸化チタン 」が、光を受けると表面に付着している汚れを分解します。同時に消臭効果も。
C 断熱
   
熱絶縁性が高く耐火性があるため、断熱、保温効果で、省エネにつながります。


D 抗酸化作用
    
吸収した湿気を細分化、抗酸化して放出するため、室内が健康的な空気になる




  魅力的なメリットがいっぱい!

  ・・・でも、本当?
 とおっしゃる方のために、今回 B 光触媒 の効果 を実証する実験を行いました。




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実    験


板に珪藻土を塗って乾かしたあと、日常ありがちな汚れをつけていきました。

@コーヒー、Aしょうゆ、そしてB赤ワインをこぼしました。

  
@コーヒー       Aしょうゆ      B赤ワイン



実際は何かこぼしてしまった場合拭きとると思いますが、今回はこのまま何もしません

汚れの半分は黒い紙で被い、太陽光が届かないよう固定します。




@〜B 全て同様に処理し、しばらく室内にて保管しました。



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結    果



   @ コーヒー    ・・・ほぼ、消えました。

  


   














   A しょうゆ    ・・・さすがにしぶといですが、それでも薄くなりました。














   B 赤ワイン   ・・・ほぼ、消えました。


















   ふき取りもしなかった汚れがこれだけ消えたことに、驚きました。


実際このような水溶性の汚れがついてしまった場合は、柔らかい布でふき取ってから、霧吹きをかけましょう。
1日数回、水をかけては乾燥させるを繰り返してください。
短期間で汚れが目立たなくなります。




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追    記    −2015年3月  

あれから随分経ちましてご報告遅れましたが、汚れはどれもすっかり消えていますよ。