vol.1 vol.2 |
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- vol.1 : エコ - 冷暖房効率をあげ、四季を快適に過ごす | ||
【 はじめに 】 以前 journalでも 気密について取り上げましたが、共和設計では、冷暖房効率の良いな建物の設計に努めています。 私たちが採用している空調システムは、床下の空調1台で家全体を一定の温度に保つもの。 部屋ごとの温度差、時間ごとの温度差がほとんどない、快適な『温度のバリアフリー』です。 だから部屋に設置してあるエアコンは 『必要があったら、お使い下さい。』 とお伝えしています。 「ずっとつけておくの?・・・モッタイナイ!!」 と思われますか? 実は、いったん一定の温度になった家の床下の空調は、寒い時、暑い時に微調整で稼動する程度。 つまり、部屋ごとを毎度、急加速で度々調節するよりも、ずっと効率がいいのです。 工事が済んだら、床下の空調を稼動します。そして引っ越す頃には快適な一定温度になっています。 ではここで、実際の温度と湿度の測定結果をまとめ、ご紹介します。 |
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測定は左の写真にもある、 とても小さな『温度記録計』で行っています。 空調を入れた日に各部屋へ設置させて頂き、 毎日1時間ごとの温度を記録します。 ページTOPへ |
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- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - K様邸の場合 このシステムを導入して2010年春に完成したK様邸に、ご協力いただきました。 下のグラフをご覧ください。 点線は外部、赤は理想20℃のライン、そして青の実線がダイニングの温度です。 次のグラフも同様に 点線は外部、赤は理想20℃のライン、そして青の実線は地下の温度です。 温度はどの部屋も、大体空調開始から2週間ほどで一定温度に落ち着いたようです。 さて地下には、『温湿度記録計』で湿度も同時に計測しました。 下のグラフをご覧ください。 点線は外部、赤は理想50%のライン、そして青の実線は地下室の湿度の変化です。 湿度が落ち着いたのは、空調開始から約1ヶ月後でした。 要である地下の空調。 4月くらいまで暖房、6月ごろからは除湿に切り替えれば、空調1台で家の中が一年中快適です。 ページTOPへ |
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- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 南北の気温の違い 外部の激しい気温差。 時間帯や南北の日の当たり方で大きく左右されますね。 以前、3階にある共和設計の南北の窓それぞれに温度記録計を設置し、約4ヶ月南北の気温の変化を測定しました。 下のグラフをご覧ください。 青の実線は南、赤の点線は北の温度変化です。 一日の最低温度は大差ありませんが、最高温度は同じ建物の南北でこんなに差が大きいんですね。 温度差が10度以上ある日もよくあります。 1月20日から2月28日 3月1日から4月15日 ページTOPへ |